段ボールコマを作成
梱包用の段ボールを使ってコマを作ってみました。直径10cmの、中心円径1.8mmの円を切り出し、つまようじを軸にしてみました。
なるべく低い位置になるように段ボールを刺し、軸がブレないように爪楊枝を調整すると、30秒くらいはきれいに回ります。
長く回すために重し(鉄球)を用いて遠心力の利用を検討を行いました。十字に12か所配置するデザインと、45度ずらして重ね合わせて24か所に重しを置けるように段ボールを加工しました。
少ない重りの数で長く回ったのは24穴の外周部分8か所に鉄球を配置した場合でした。遠心力により回転中に鉄球が飛び出さないように、同じ段ボールの加工した円上下で挟む仕様にしました。
検討のために数回段ボールに爪楊枝を抜き差しすると、すき間ができてしまい簡単に段ボールが抜けてしまいます。この段ボールの差し込み穴拡大によるゆるみを防止するため、中心円に外径4mm、内径2.5mmのポリウレタンチューブを埋め込み改善しました。
その結果、うまくバランスをとることによって1分以上安定に回転し続ける、段ボールコマを得ることができました。構造図を下記に示しました。
段ボール面を覆うために、黒厚紙に本年の干支であるウサギをレーザー光で焼き入れた完成図です。長く回転するので、ベンハムのコマの色の変化を楽しむこともできます。
https://www.notion.so/10e248ff68ed4a529001ee761ab2ddc3
廃棄物の再利用を目的に段ボールコマを作成しましたが、保育園でのコマづくりの機会を頂きました。実際に園児たちが作った状況を報告したいと思います。