竹炭の作り方
竹炭の作り方をご存じでしょうか。竹林は国内のいたるところで繁殖していますが、竹材やタケノコだけに依存する竹林業の衰退は顕著です。その一方、竹を炭化した「竹炭」や副産物の「竹酢液」が注目されています。
繁茂する竹林を整備するための竹炭づくりですが、炭焼き工程で出る煙が課題となり広がらないどころか継続すら難しい状況です。
そんな状況ですが、和WHOは竹林整備につながる竹炭づくりを応援しています。なかなかお目にかかることのない「ドラム缶を窯に用いる竹炭焼き」を紹介します。
一年かけて行う竹炭づくりは大きく4つ の工程 に分けることができます。
- 切り出し(100本ほどの竹をのこぎりで切断)
- 短冊作成(鉈を使った手作業)
- 炭焼き(ドラム缶の窯に短冊を手詰め)
- 加工(のこぎりで長さを揃えヤスリで研磨、洗浄)
炭焼きの工程は経験と勘の世界で、温度管理は煙の状態を見ながら行います。煙を煙突に導入すると冷える過程で竹酢液が採れます(独特な臭い)。二日ほど加熱した後、ドラム缶の開口部と焚口に蓋をしたのち、土をかぶせて一カ月ほど熟成します。
一か月後に窯から竹炭を取り出しますが、腰を曲げながらの寒中作業なのでときどきぎっくり腰になります。竹炭どうしで叩き出来を確かめます。「キン・キン」と高い音が出れば上出来だと判断します。毎回同じように出来なくて困りますが、叩くとポキンと折れたり、時には失敗して一部灰化します。
一月後に窯から出した竹炭は長さを切りそろえ、洗浄・乾燥して定期的なイベントで販売します。

竹炭づくりは紹介したように全てがボランティアの手作業に頼り、その品質もばらつきが多いのが課題です。宿題の多い竹炭ですが、和WHOは竹炭を手で触ることができるような作品にしていきます。竹炭はいろいろな「黒」い表情を見せてくれますが、欠けやすいのが玉に瑕です。我が道を行くような素材ですが、どのような作品になるかお楽しみに。